• ポイントキャンペーン

「殺してやる」―止められない本能

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 306,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760130351
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0036

内容説明

恋人や夫・妻を殺す、わが子を殺す、子どもが親を殺す、兄弟姉妹でも殺し合う、そして隣のあの人も…。だが次は、あなたがそうなるかもしれない。殺意を抱く意味を進化の観点から明らかにする。

目次

第1章 殺人の長い歴史
第2章 人間が手に入れた殺人戦略
第3章 三角関係の悲惨な帰結
第4章 愛と殺意の微妙な関係
第5章 夫や彼氏を殺す女たち
第6章 略奪愛の代償
第7章 殺し合う家族
第8章 誇り高き殺人者
第9章 どこにでもある殺意

著者等紹介

バス,デヴィッド・M.[バス,デヴィッドM.][Buss,David M.]
米テキサス大学オースティン校心理学部教授

荒木文枝[アラキフミエ]
立教大学文学部英米文学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ybhkr

2
著者の七年に渡る殺人研究。文献だけではなくデータや事例も多くかなり充実した内容。種族のボスが殺されたあと、分け前が死活問題になりボスの息子は村の総意で殺される。子孫を残し仕事をさせるために男や病人は殺しても女性は略奪する。不倫相手や恋人に子供が邪魔だと言われて母親は子供を殺す。DVや児童虐待に耐えかねて夫、もしくは再婚相手を殺す。性的虐待に耐えかねた出稼ぎのメイドが正当防衛で殺しても実刑判決がくだる。殺人の先にはメリットがある。だから人は殺人を行う。読むのにかなり時間がかかったが読めてよかった。2017/08/16

Arte

1
人は殺してきたものの子孫なので殺すことは適応的な行動なんだよ、という話。個々の例には納得いかないところもあるが、女は彼氏を捨てて半年以内が一番殺されやすいとか、マッチョなのは牧畜民の習性(家畜を盗られたら生活がおしまいだから)とか、集団を襲って男は殺して女は妻にするのが普通というのは概ね納得。原始的な生活の方が殺人率は高く、刑務所は抑止力になっているとか。殺される性の男と、妻にされる性の女とでは感じ方に差があるのかとか、殺したもん勝ちな社会でも殺さない理由とかも研究されて欲しい。興味深い本だった。2015/10/27

vonnel_g

1
人は何故人を殺すのか?男性がストーキングのあげく女性を殺しあまつさえ「愛していたんだ」と嘆くのは何故?それは進化の過程で殺人が生存戦略上必要だったからだ!人を殺すのは特別な人ではなく、見知らぬ他人に殺されることはほとんどないという事実を豊富な資料とインタビューで解き明かして行く。殺人を踏みとどまるために理性や宗教が大きな役割を果たしていることが分かったりして面白い。2014/03/10

くさてる

1
膨大なデータと具体的な統計調査を元にした殺人に関する研究報告から、殺人は人間の基本的な本能に基づいた行為であるとした内容。理解は出来るけれど納得までには至らない、という印象を受けたけれど、豊富な具体例と生々しい証言の数々は読み応え有ります。2013/08/14

hikarunoir

1
きれい事言う奴に読ませてやりたい。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/195534
  • ご注意事項